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2005年11月15日
「匠」の技
今日、出張に行ってきました。
その内容は、『表装全般について』です。
表装というのはもともと、経巻や書画を保護装飾することを目的に始まりました。
それが中国から日本に伝わって、
軸装にとどまらず、額、屏風、巻物、襖などに発展しました。
表装の種類、表装の仕方など、実演を交えて見せていただきました。
実際に見てみると驚くことがいろいろと…
特に裏打ちの仕方については、今まで教えられていたことと
全く逆のことがあったりして、「目からウロコ」ってって感じ。
ご主人が大切なのは、紙と糊だって言われてたけど
僕が特に驚いたのは「糊」。
小麦粉のデンプンから作ったもので、
新しく作ったものと、何年か寝かしたもの
(見せていただいたのは8年寝かしてあるものらしい)
を使い分けてるんだって。
「化学のり」は、修復の際ダメだから使わないんだって。
そして印象に残った言葉は、
「虫も食わないものはダメだ」って言葉。
よく、紙が虫に食われるってことはあるけど、
やっぱり、天然のものが一番なことと、
先人の知恵ってのはスゴイんだな、と感心させられました。
あとはそのご主人が
県内で1番じゃないかっていう技術が「洗い」という作業。
よく、紙に「シミ」が出来たりするんだけど
その「シミ」を見事に取ってくれました。
部分部分に作業をしていくのかと思ったら、
作品全体に薬品をかけて、言葉通り「洗って」ました(苦笑)
でも作業後の作品は、まるで新品のようにきれいになってて
またまたびっくり。
簡単そうに見える作業ほど難しいんだよねぇ・・・
いやぁ、ホントにいいものを見せていただきました。
近いうちに自分でも出来ることはやってみようと思います。
ただただ感心させられた一日でした。
投稿者 shintaro : 2005年11月15日 22:40