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2006年03月02日

平成18年 春の何有展

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 三年生を送る会、卒業式も無事に終わり、少し時間ができたので、
またこのブログをちょこちょこ更新していこうかなと思っています。

 さて、先週の日曜に「春の何有展」に出品する作品が決定されました。
今回は併催で僕の師匠である

   「戸田提山小品展」も企画されているのでぜひ見に来てください。

 さて、僕が作った今回の作品についてですが、
よくある公募展(たとえば、日展とか中日展、毎日展とかです。)は
紙の大きさが決まってるので、ある程度書く内容が決まってきてしまいます。
でも何有展では自由に書けるので(秋は課題が与えられていますが)、
最近は毎回、自分自身の中で課題を見つけながら作品を作っています。

 去年の春に出品した「常照我」は、
これまで横書きの作品を作ったことがなかったので
3文字にして、作ったらどうなるんだろう?とか、
 同じく去年の秋に出品した「藤原師長書状」は、
漢字かな混じり文を自分の中で挑戦したことがなく、
「日本の美の発見」というテーマの下、
臨書という課題も与えられていたのでぜひやってみよう、と思ったり。
 とにかく、ここ最近はそんな感じで作品を作っています。
いろいろ挑戦することができたら、
自分の作品の幅も広がるかな、と思ってのことです。

  さて、今回ですが今までどおり
自分がまだやっていないことをやろうということで、

 「甲骨文」から「鳳」という字 を選んでみました。

 「甲骨文」とは、亀の甲羅や骨に彫られた文字で、
主に占いに使われていました。
まず、亀の甲羅の中央に穴を開けます。
そして左右に占いたいことの反対の意味を書きます。
(右には「今年は豊作になる」、左には「今年は豊作にならない」ってな感じで)
そこで、熱した棒を差し込むと温度差により亀裂が入る。
その亀裂の入り方で占ってたみたいです。
どういう亀裂が吉とされていたかは諸説があるので、よくわからないですが
占いという字の昔の字である「卜」はその亀裂を表したものだし、
その音の「ボク」というのも亀裂が入ったときの音からきているそうです。

 まぁ、話がそれてしまいましたが
みんなが知っているとおり象形文字なので
かなり面白い字がたくさんあります。
で、今回の作品ですがその象形文字(甲骨文)を使って
文字を書きながら、絵画的な要素が表現できないかということに
挑戦して見ようと思ったんです。

 本当は少字数作品でまだ濃墨作品を作ったことがなかったので、
最初は濃墨で書いてたんだけど、
どうにもイメージに合わず、むしろ淡墨でにじませたほうが
「鳳」の神々しさなんかが出るかな、なんて思い
結局淡墨になってしまいました。
まぁ、濃墨作品は次回に持ち越すことにします。

 とにかくどんな作品になったのか、
周りからの反応もよいみたいなので
自分自身楽しみにして出品してますから
よかったらお出かけくださいね。


投稿者 shintaro : 2006年03月02日 09:29

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